旅日記とオーディオ

ブログ更新、久しぶりになってしましました。

今日はお酒の事とは少し離れて私の趣味のお話。

10年ほど前から趣味で始めているオーディオ。

学生の頃は小遣いを貯めてはそのほとんどをレコードにつぎ込んだ時期もありましたが、オーディオと呼ばれる機器は高価であこがれの存在でした。

その思いがあるせいか最近になり徐々にハマり始めているのですが、とはいえ欲を言えば高価なものが多く、中古で組んだ機器にスピーカーの位置を変えたりケーブルをいじったりと、できる範囲で楽しんでいます。

主に聞くジャンルはクラシック、吹奏楽、映画音楽等。ゆっくり聞ける時間は少なく、ほとんど週末位ですが…

 話は変わり、つい先日、九州の由布院へお取引を兼ねた友人達と6人で行ってきました。

(皆さん時間が取れなく1泊という強行旅でしたが…)

JR九州でも人気の「ゆふいんの森号」に乗り、1泊ですがゆっくりと名湯につかってきたいということでの旅でしたが、6人中4人が同じ趣味ということもあり、由布院の三名宿のひとつ「無量塔」のTan’s barというラウンジに1930年代アメリカの劇場用ビンテージスピーカーWE16Aがあるのでこれを聴きに行こうと計画。

1泊旅行、時間もないので夜に行ければいいのですが、PM6時からは入店できるのは宿泊者のみとのこと。

しかたなく、翌日のオープン時間めがけ9時過ぎに宿から直行。

入ると静かな音量でクラシックがいい雰囲気で流れており、まずは着席してオーダーを。

目の前には壁面ど真ん中に真紅の巨大スピーカーがオブジェのように飾られており何とも言えぬセンスの良さをかもし出しています。

そのサウンドは鳴っているというより奏でているという感じ。でも決してバックミュージックとは違います。

普通であれば音楽再現をいい音できっちり聞こうと思うとある程度音量を上げたくなりますが、このラウンジの音量は私たちが小声で会話しても全く苦にならなく、しかしビバルディの四季は弦の奏でる音やオーケストラの音楽再現は、まるでホールで演奏される音楽をほとんどそのままに心地よい音量で奏でているような感覚。

オーディオ店でハイエンド機に類する物とも全く違い、初めて体験するサウンドでした。

こだわりを持って造られた本物は、古きものでも世に伝えられていくのだなと実感。地酒と共通しているところがあると思います。

もし、興味がありお近くへ行く機会がある方は一度行ってみる価値はあると思います。

由布院の湯ももちろんよかったのですが、思いがけない体験ができた旅でした。

 

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薄っすらと雪化粧した由布岳

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山荘無量塔、Tan's barの入口

情緒があります。

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趣きあるバーカウンター

 

 

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レコードプレーヤーEMT927st

プロ用ビンテージで今でも500万位で取引されているそうな…

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カンノ製作所の真空管アンプKB-300

これも職人の手で組み上げられた名器です。

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暖炉の上にオブジェのようにセットされたビンテージスピーカーWE16A(中央の真紅の物)両サイドの木製キャビネットにはウーハーが仕込まれてました。

 

 

 

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