小正月の繭玉飾り

 

 小正月を迎え、当店恒例の繭玉飾りを行いました。

繭玉とは… 

由来は、小正月になると餅花(小さく切った餅や団子)を柳や榎などの木の枝にさして稲の穂に見立て、五穀豊穣、商売繁盛などを祈り飾られていました。

また餅花は小正月が過ぎればもぎ取り焼いて食べることで無病息災を祈ることができると言われているようです。

その餅花を蚕業が盛んだった地域では養蚕の成功を祈願し、この餅や団子をまゆの形に変化させたそうで、まゆ玉飾りも餅花と同じく小正月に飾られる風習で伝わりました。

近年はこの繭玉を作る生産者さんも少なくなり、市場でも見かけなくなり始めています。

このような伝統文化は後世に伝えていきたいものです。

よい酒造りは良い米の収穫があればこそ。

今年も良質な米の収穫と無病息災、商売繁盛を願いながら飾りました。

お近くにお越しの際には繭玉飾りを見がてら是非お立ち寄りください。

 

2024年5月
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