昨年7月に越乃寒梅の季節限定の新商品として発売になったお酒が、今年は一足早く3月に入荷となりました。
淡麗のお酒を醸す石本酒造さんの中では数少ない旨味あるタイプ、生?系酒母で醸すお酒です。
お酒を発酵させる初段階での酒母の仕込みは、健全に酵母を発酵させるために乳酸が必要となります。
現代の酒造りで多い手法、速醸?系酒母はあらかじめ生成した乳酸を添加するため酒母の培養期間は2週間程度ですが、生?系酒母は蔵に自生している乳酸菌を空気中から取り入れ酒母に乳酸を生成します。そのため非常に手間暇もかかり1か月位かかる手法です。
また、もう一つのこだわりは仕込みの最終段階のもろみに添加する醸造アルコールの代わりに、自社で蒸留した乙焼酎（粕取焼酎）を使用。
一般的に生?のお酒は複雑で力強い特徴となりますが、このお酒の味わいは淡麗一筋に醸す越乃寒梅のお酒ということもあり、太さの中にも飲みやすく、後味にキレのある繊細さを表現したお酒に仕上がっています。
年に一度の発売のお酒をじっくりと味わってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店、ご注文お待ちしております。
