未開封なら常温でどれぐらいもつの?清酒の賞味期限をご紹介

未開封なら常温でどれぐらいもつの?清酒の賞味期限をご紹介

食品や飲み物には賞味期限があり、パッケージに記載されています。しかし、清酒のラベルに賞味期限は記載されていないため、どれぐらいもつのか気になります。常温で未開封なら、どれぐらいの期間保管できるのでしょう。ここでは、清酒の賞味期限とともに、常温未開封や開封後の保管法についてご紹介します。

清酒の賞味期限

清酒のラベルに賞味期限は記載されていませんが、どこで見極めればよいのでしょう。

清酒に賞味期限はない

清酒は長期間保存可能であり、そのため賞味期限を表示する法的義務は存在しません。多くの人が、5年や10年といった期間を経て熟成させた清酒を古酒として楽しんでいます。清酒は通常アルコール度数が約15%であり、雑菌が繁殖しにくいという特性ももっています。そのため、明確な賞味期限が設定されていないのです。

賞味期限を見極めるには?

賞味期限の記載は不要ですが、ラベルには製造年月の記載されている必要があります。清酒の飲み頃を判断するための指標として、製造年月が参考になります。

賞味期限の目安は?

賞味期限の目安は、一般的に製造年月から約1年です。火入れをしていない生貯蔵酒や生酒は、製造年月から9ヶ月が賞味期限の目安になります。火入れの回数が少ない、もしくは火入れを全く行っていないお酒は、雑菌が繁殖しやすくなります。そのため、しっかり火入れをした清酒よりもおいしく飲める期間が短くなってしまうのです。また、1年や9ヶ月も一般的な目安であるため、1年過ぎたからといってすぐに味が劣化するわけではありません。清酒の状態を見て判断すると良いでしょう。

清酒は未開封のものは常温で保存できる?

清酒は未開封の場合は、保管方法はどうすればよいのでしょう。適切な保管方法は、次の方法になります。

未開封の清酒は基本的に常温保存

未開封の清酒は、常温保存が基本です。最適な温度は10℃から15℃程度で、高温や直射日光の当たる場所に置かないようにしましょう。直射日光や蛍光灯の光から保護するため、清酒は暗い場所に保管することが大切です。光にさらされると風味の損なわれる可能性があります。また、温度変化が激しい場所での保管は避けましょう。温度変化が品質に悪影響を与えることがあります。

立てて保管

清酒のボトルは通常、立てて保管するのが基本です。立てて置くと清酒が空気と触れる面積が少なくなるため、劣化が防げます。寝かせると空気と清酒の触れる面積が大きくなり、劣化が早くなります。

生貯蔵酒や生酒は冷蔵庫で保管

生貯蔵酒や生酒は、清酒のようにしっかり火入れが行われていません。そのため、雑菌が繁殖しないように低い温度で保管するのが良いでしょう。常温で保管するよりも、冷蔵庫に保管するのがおすすめです。冷蔵庫の中は温度が一定に保たれており、日光なども当たらないので良好な品質に保てます。

開封した清酒の賞味期限と保管方法

開封した清酒は、どれぐらいの期間おいしく飲めるのでしょう。

開封した清酒の賞味期限

清酒は一度開封したら、早めに飲み切るのがベストです。一度開封すると、空気に触れて劣化化進みます。雑菌も繁殖しやすくなるため、3日ほどで飲み切ってしまいましょう。風味は徐々に劣化していき、1週間ほど経つと味が大きく変わることもあります。生酒の場合は、より早く飲み切る必要があります。

開封した清酒の保管方法

開封した清酒も、基本的に常温で保管して構いません。しかし、キャップをしっかり絞めて空気に触れないようにすることが大切です。生酒の場合は、しっかりキャップを締めて冷蔵庫で保管します。

古くなった清酒の見分け方

開封後の清酒を長期間保管しておくと、古くなってしまいます。清酒は通常、透明または淡い色をもちますが、古くなった清酒は変色して濁りの生じることがあるでしょう。濁ったり、茶色がかったりする場合は古くなった可能性が高くなります。古くなると、香りにも変化が現れます。味のバランスも崩れ、苦みや酸っぱさで飲みにくくなるでしょう。古くなったからといって、必ずしも体に害があるわけではありませんが、清酒本来のおいしさが損なわれます。

まとめ

清酒に賞味期限はありませんが、製造年月から1年ほどが飲み頃です。未開封なら、常温で保管できるので、直射日光が当たらない涼しい場所に保管しましょう。ただし、生酒はおいしく飲める期間が少し短くなります。また、生酒は冷蔵庫で保管する方がベターです。開封して飲み切れず、味が変わってしまった清酒は、お酒として飲むのではなく料理などに活用すると良いでしょう。

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